恐怖のイクチオトキシン
2005年 06月 25日
この毒性はイクチオトキシンという物質によるもので、六年三ヶ月を経過したものでも毒性を失わない。(
ウナギを触るときは傷口のない手で触るか手袋をはめ,手をよく洗いましょう。
しかしこの毒成分も, 50度,5分の加熱で完全に毒性を失うので加熱調理したものは問題ありません。
毒成分:分子量150,000のタンパク質(アスパラギン酸およびグルタミン酸を多く含む.) うなぎの本 松井魁著 柴田書店刊
第七章 鰻の生態 四、血清の特性と利用より抜粋。
実験で使用した(粘液をとった)生うなぎを三匹ほどいただきました。
入手ルートは定かではありませんので少し怖いですが、中位で身もPANPANです。
上記のようにうなぎの血液(内の血清)に毒性があり、粘液にも毒性?があり引っかくと傷が治りにくい。 もしも傷口から入ったりシリアスプロブレムです。
なもんで、厚手のゴム手袋で武装します。
「えい」「えい」っとぬるぬると格闘しつつ
とりあえず頭を落とし、内蔵を出し、ぶつ切りに・・・。
南無!!美味しそうにさばけました。
残骸です↓
頭は調理不可、尻尾は難儀なので無視、内蔵は肝吸いにしようと外野が言いますが怖いのでヤダ。
「ハエにやったらどうなるか?」とのことなのでおいといてみる・・・大丈夫みたいですた。
LD50(半数致死量)は、静脈注射で、体重20gのマウスの半数以上が、○○以内に死ぬ量です。(○○は、時間ですが、知りません。)ここで注意しなければいけないのは、「何の」量かということです。例の本によりますと、粘液そのものの場合、6.2mgから22.0mg/kgまでが、実例として紹介されています。一方、その粘液毒を精製した精製毒では、3.1μg/kgですから、全く違う数値になります。違う毒の間で比較する場合には、精製毒のLD50でないと、意味がありませんね。3.1μg/kgとは、精製毒3.1μgで、1kg(20g換算で50匹)のマウスが死ぬことを意味しています。
これに対して、マウスユニットは、逆の考え方で、1匹のマウスを殺すのに要する毒の量を、1マウスユニットで表します。つまり、50匹のマウスを殺すなら、50マウスユニットです。
ちなみに、粘液毒では、粘液1gで、2160から7680マウスユニットの実例が、示されています。血清毒では、血清1mlで、60-150マウスユニットと、書いてあります。粘液1gの毒は、血清1mlの毒の50倍くらい強いことになります。
だからだそうで、つまりいっぱい吸わなきゃ死にません。
とりあえず料理してみます。
私の記憶では、蒸したり竹籠の入った大なべで煮たり、家庭では圧力鍋で調理するはずですが、そんな気のいたものがあるはずありません。
さあ実験の時間です。
まず酒をかけてレンジへ 700Wのフルパワー その間実に20秒 「ボン!!」という破裂音
さあ、出き上がりです・・・醤油とわさびで賞味。
硬!!まあうまいんだけどね~筋肉見たいです。
このとき一緒に食べていた友人はコーラと焼酎のカクテルでおなかが痛いと戦線離脱・・・もはや単騎です。
お次は、レンジのパワーを落とします 160Wでゆっくり3分間
気持ちやわらかく、根本的には特に変わりはありませんでした。
レンジはだめです!!
ここでうなぎを持ってきた子が院生から教えていただいた方法を験します。
とにかくオーブンへ・・・3分後「チーン」と終わりを告げる(いろんな意味で)音が冷房で冷え切った部屋にこだましました。
いざ・・・なんだこれ???ゴムみたいです。
院生様は神様ですよ!!!
いい加減飽きてきたので本腰を入れることに・・・とにかく手間かけて煮ます。
20分間、甘辛く煮込みオーブンで焼きます↓
こんなんなりました。
お味はなかなか食えたもので、実も臭みも無く油も適度、箸でがんばれば切れるくらいです。
ところで昨夜は3人お泊りの二人遊びに来るはずですが・・・一人が来ません。
おかしいですね~・・・はじめは学校に残り麻雀してから徹まん組みと変わって来るはずだったんですが(皆はそう思ってた、てかそう言っていた)一向に現れません。
今に始まったことではないですが、だめだめですな。
朝になって徹まんを終えた友人が来訪!!
左前輪がバーストしたそうです。
少し休み12時くらいに修理を開始
こんなんでました!!!
5cmくらいの釘でした・・・怖い世の中ですな。
わたくしの車も左前輪がつんつるてんなので恐怖を覚えます・・・スペア(同じタイヤ)とかえようと真剣に考えました。